GWクロアチアと周辺国旅行:3日目 ~プリトヴィツェ湖群国立公園でバストラブルに遭遇し帰れなくなりかけた日本人達~
2019年4月26日(金)から5月7日(火)のゴールデンウィーク期間に旧ユーゴスラビアと呼ばれるクロアチア、スロベニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロに行っていたので、その旅行記録を今更ながら書いてみた。
3日目は、数々の滝とエメラルドグリーンの湖が広がる絶景の世界遺産「プリトヴィツェ湖群国立公園」へ。帰りのバスが来なくて3時間以上も極寒&雨の中で耐え抜くというトラブルにも遭遇した話。

某大手航空会社のトラブルに巻き込まれ帰国が1日遅れたので、気が向いたらそのことにも触れる… かも?笑

※写真33枚


この日の朝食。
種類が多く、結構美味しかった朝食をもう一度楽しみたかったのだが、早朝出発ってことで別の物を用意してもらった。アルミの中はチーズやハムが挟まったフランスパンのサンドイッチ。


部屋からの朝焼け。
さらばだホテルアストリア!さらばだザグレブ!
そういえば、ザグレブってサッカーのキングカズこと三浦知良が在籍していたよね?(今頃思い出した)


ザグレブのバスターミナル。
自動改札機は設置されているものの、まったく動いておらず乗車券なくても中に入れる状態。
中には待合室やちょっとした古いカフェなどがあった。外にもオシャレなパン屋もあり、早朝でも食べ物や待つ場所には困らなそうだった。


その下がバス乗り場。


このバスでザグレブを出発。
プリトヴィツェ湖群国立公園の後は、そのままスプリトという街に行くのですべての荷物を持っての移動だった。
飛行機と同様、バスでも荷物は預けないのが鉄則。目の前ですぐに取り出せる所や手元に置いておく移動スタイル。タクシーですら荷物はトランクに入れない徹底ぶり。寝てる隙に持っていかれたくないからね。
クロアチアの治安が悪いという意味ではなく、あくまでも加藤家の旅のスタイルってだけ。


路面電車を待つ朝のザグレブ市民。


途中、戦地だった村を通ったんだけど、住宅の壁にすごい銃痕が残っていた。ヨーロッパの火薬庫と呼ばれた地域だけのことはあるなと。



そうこうしてる間にプリトヴィツェ湖群国立公園に到着。地図だとこの辺 ↑


さすがに大きめの荷物を持ったまま何時間も歩き回るわけにもいかないので、こういった場合は仕方なく預ける。
でも、ここは預けるというよりも「荷物を置く小屋」だった。誰でも鍵を借りられ、誰でも入れてしまうのだ。係の人はおらず防犯カメラもない。奥の方にあるので人もほとんど来ない雰囲気だった。

セキュリティ、ゆる過ぎるでしょ、、、。

こういった時の対策は、
■チェーン型の鍵を用意しておく(複数の荷物をつなげたり、柱にくくりつけてパクられないようにする)

それがなければ、、、
■出入口から遠い場所の高い棚に置く(近くて低い方が目について取られやすい)
■地味なカバンにする(金持ってないオーラを醸し出す。大きなゴミ袋をかぶせるとかでもOK)
■鎖や紐だけでも巻いておく(鍵がなくても、つながれていると錯覚させる効果がある。心理戦)
■カバンのチャックだけでも鍵をつけて見せておく(開けられない→パクらないという心理)
とかが有効かなと。


公園入口からすぐの展望スペースがもうこの絶景!
キックオフ数分でいきなり先制点を決めるようなテンションになる。おぉー!とか、すげー!って言うと思う。


あいにくの天気でこのスタイル(笑)
長袖ヒートテック+長袖シャツ+パーカー+ウルトラライトダウン+やや厚手のカッパ、これでも寒かった4月下旬、雨のプリトヴィツェ。

折りたたみ傘はいつも持ち歩いてるけど、カッパは最後まで迷って置いてきた。晴れ男だから、いつも使わないから、とか言っていた気がする。
公園に入る前の売店で1つ1200円くらいのカッパを購入(クレカ使える)。滝エリアは風も水しぶきも強いから傘だけだとキツいと判断。高いけど買って正解だったよカッパ。ありがとーカッパ。


湖の上の交差点。


水面を歩いているような気分を味わえる。


森と、滝と、湖と。


分かりづらいけど、泳いでる魚が見える透明度。


雨のデコボコ砂利道をベビーカーで攻める強者も。


エメラルドグリーンの湖もキレイだけど、新緑もめちゃくちゃキレイで何度も写真を撮った。
でも、僕の技術じゃ伝わらない、、、 新緑の季節、オススメです。


さっき歩いていた道が下に。


滝に行く道中に撮った動画を ↓
この先に大きな滝があったのだが、水量の多さと強風で誰も近づけない状態だった。足元を流れる水の迫力が伝わるだろうか…




極寒&雨の中、膝から靴下までビショビショ状態で3時間くらい?歩き回ったこともあり、避難するように「Lička kuća(リチュカ・クチャ)」へ。公園入口近くにあるリカ地方の郷土料理を楽しめるレストランだ。そこは、まさに楽園だった。

トマトベースのスープにお通し的なパンとサワークリーム。
寒かっただけに生き返る美味しさだった。


マス(だったと思う)のグリル。
寒かっただけに涙が出るほどの美味しさだった。
まさに天国!


清潔感があり、広々とした店内の中央がオープンキッチンになっていて、他にも美味しそうな料理がサーブされていた。

店名を調べていて今知ったのだが、ここでは「ペカ(Peka)」という料理が一押しらしい。
鉄鍋で調理された伝統的なグリル料理で、タコなどのシーフード、または牛肉やラム肉と野菜を長時間蒸し焼きにするらしい。クロアチア国内でもペカが食べられるレストランは限られている、、、 だって。

え"ぇー!!
食べたかったよ、ペカ、、、。

で、お通し的物(料金に含まれてるかは不明)、スープ、魚のグリル、水で2人で2300円くらいだった。さっき買ったカッパ2つの値段とほとんど一緒という偶然。
どちらもこの日を最高にするための必須アイテムだったことを考えればプライスレスと言えるだろう。


でだ。

事件は、、、
いや、トラブルは、、、(どっちでもいい)この後に起こった。
天国から一気に地獄へと転げ落ちたかのような出来事が起こった。


このバス停で、極寒&雨&膝から靴下までビショ濡れ状態で3時間以上もバスを待ったのだ。




結局バスは来ず、バス停のスタッフも逃げるように帰り、同じトラブルに巻き込まれた10人の旅人がこのバス停で3時間以上も困り果てていたのだ。しかも、なぜか全員日本人。なぜ?

たまたま通りかかったのか、バス会社が手配したのかは分からなかったが、個人タクシーのような車が2台きて10人を目的地まで送り届けてくれることになった。しかも、なぜか全員の目的地がスプリト。なぜ?

バスの座席は日本で予約&支払い済みだったが、個人タクシーにスプリトまで2人ぶんの料金400クーナ(6400円くらい)をしっかり請求された。選択肢がこれしかなく、これを逃したら凍死する可能性もあったから頷くしかなかった。


結局、なぜバスが来なかったのか分からないまま車に乗り込みスプリトへ。


ドライバー以外は全員日本人なのに特に盛り上がるわけでもなく、


ただ静かに車だけが走っていた。


途中、一度だけトイレ休憩したガソリンスタンド。


沈んでいく夕日をぼーっと眺めていた。


やっとの思いで目的地のスプリトに到着。
この日は、ホテルルクサでお世話になった。

外観がなんだか怪しげだったが、エントランスも結構怪しい。

部屋はもっと怪しかった。てかラブホじゃんw

ちなみに、翌日の朝食は怪しくなかった。


ホテル近くの「ルカク」という店で、浴びるように夕食に食らいついた。
手長エビのリゾットにトマト?だった気がするスープ。


牛肉の何とか焼き?だった気がするものが、固くて少し残した記憶がある。
これにミネラルウォーターのボトルを1本で316クーナ(5000円くらい)。まずまずの美味しさだった。

そんな激動の3日目だった。


【次回予告】
スプリトの街で霜降り明星の粗品氏と遭遇!しかもあの決めポーズで!銅像だったけど…


書いた人

某IT企業で広報・PRなどを担当。仕事以外では、海外旅行(渡航52カ国)、食べること、サッカー、夫婦生活に情熱を注いでます。夢は、加藤浩次さんとの共演。詳しくは以下を ↓↓
加藤康二のプロフィール加藤康二のプロフィール